開発は源流工程でありますので、継続して重点的に品質への取り組みを行っております。品質工学の教育と実設計への活用を繰り返し、常にばらつきを考えた設計を行っています。また、2005年度に取り組みましたロバストな主軸の効果も2006年度に確認できましたので、設計者の自信につながったことも大きな成果です。開発工程の完全品質保証を行うために、フィールドで発生した不具合の是正・再発防止・標準化に取り組むとともに、新規開発機種の検証、設計変更時の初品チェックを100%実施できました。2007年度は、新機種の量産移行判定を行う設計審査(MDR)をより厳格なものとするとともに、検証期間を半減し、お客様へ早く新製品をお届けできるように取り組みます。また、ロバストな主軸の技術を高速主軸へも展開し、全ての主軸寿命20,000時間以上とすることを目標としてチャレンジします。
フィールドで発生する製造起因の問題と製品検査工程で発見される工程内のミスを徹底的に掘り下げています。作業担当者まで落とし込むことで、ミスを発生させた背景を把握し、1件ずつコツコツと再発防止を考えることを繰り返しています。最も注意することは、人を責めるものではないことを作業担当者に理解してもらうことです。また、「曖昧な表現ではなく、数値で話をしよう。」を合言葉に、全てを測る教育を継続しています。そのため、どうすれば数値で表せるか、考える習慣がついてきました。また製造工程の品質を決定する品質計画書(QC工程表・作業標準書・チェックシート)を新機種量産前に全て準備し、各工程の品質を保証できる体制になってきました。結果として、最終工程の製品検査の指摘項目も、1台平均1.59件(2005年度は1.77件)に削減できております。2007年度は教育と技術伝承に重点を置き、人と標準書を育てることが目標です。匠と呼ばれる方々の技術を数値化して標準書に落とし込み、安定した品質の製品を提供することで、お客様の利益に貢献し、信頼していただくことが私たちの喜びです。