事業概況

情報技術本部の取り組み-2006年度の活動レビュー


情報技術本部では、製品の付加価値を向上させるため、システム・製品設計の両面から、コアコンピタンステクノロジーの開発に取り組んでいます。 藤嶋誠 常務取締役 工学博士 情報技術本部 本部長

2006年度の活動レビュー

情報技術本部は米国カリフォルニア州のDTL、日本の制御設計部からなる研究開発部門です。制御設計部で開発を進めている自社製のDDM(ダイレクト・ドライブ方式モータ)は、回転駆動部の速度と精度を飛躍的に向上させています。当社の横形マシニングセンタ、複合加工機、5軸マシニングセンタなどへの搭載を進め、既に1,500台を超えるDDM搭載機をお客様に出荷しており、生産性向上に寄与しています。当社オリジナルの統一操作盤は初代をリリースしてから7年間にわたり当社の機械に搭載してきました。2006年度はCPUパワーを大幅に向上させた第三世代の統一操作盤MAPPS IIIをリリースしました。MAPPS IIIでは複合加工機などの複雑な機械で衝突による危険を未然に防ぐ3次元干渉チェック機能を搭載しています。また、自動プログラミングソフトMORI-APシリーズは2006年度に400シート以上を販売しました。MAPPSと同等の操作環境をPCで実現し、機械でも事務所でもプログラミングを効率的に行うことが可能です。工作機械をネットワークで接続し遠隔監視、遠隔保守を行うMORI-NETシステムには日本国内で約8,000台の機械が接続されています。迅速な障害復旧や遠隔からの稼働分析によりお客様の機械の稼働率向上に寄与しています。2006年度にはMORI-NETシステムの海外展開も開始し、世界中の当社製工作機械がネットワークに接続されるようになってきています。さらにリニアパレットプールのコントロールシステムMCC-LPS II、工具管理システムMCC-TMSをリリースし、工作機械の自動化支援システムとして活躍しています。DTLの機械・機構設計では自動車部品加工用のライン対応型マシニングセンタNX3000 DCGを開発し、2007年度からの量産準備を進めています。

今後の課題と目標


情報技術本部では、先進的な機能、機構を開発し工作機械に搭載しています。2006年度の活動レビューで紹介した機能以外にも、お客様で所有されている主要CAMシステム用のポストプロセッサ開発、マシンシミュレーションの搭載を進めています。お客様への納入後にポストプロセッサや機械モデルの構築の工数をできる限り少なくするようにして機械の立上げ期間、コストの逓減を進めます。また、当社のコアコンピタンステクノロジーであるDDM、MAPPS、MORI-NETシステムにおいては更に進んだ技術開発を推進し、当社製の工作機械の付加価値を向上させていきます。これからもお客様に喜んで使っていただけるように情報技術本部ではグローバル開発を推進してまいります。

DDM: Direct Drive Motor
DTL: Digital Technology Laboratory Corporation (デジタル・テクノロジー・ラボラトリ)
 
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