モリセイキ・クリックニュース

第10号 2006年11月9日リリース

高効率加工の鍵を握るMAPPS III

 

加工業界において、さらに強まる生産の効率化。効率加工を追求した複合加工機など、いま工作機械は新たな課題を解消すべく進化しつつあります。 一方、その工作機械を効率良く稼働させるオペレーティングシステムも日々進化しています。
森精機のMAPPS IIIは、工場内での使用環境を考慮した機能を装備しました。今号は、これからの生産現場に最適な機能を有するMAPPS IIIの機能についてご紹介してまいります。

『システムの概要』

  • ディスプレイ
  • 広視野角、長寿命、高精細なTFTディスプレイを採用。画面サイズは、小型機から大型機まで機械サイズに最適な操作性とするため10.4型と15型の2種類をご用意。

  • 操作パネル
  • スイッチの種類、配置をオペレーター本位の視点から一点ずつ見直し、操作性、安全性向上を最優先とした設計。ミス無く短時間で段取り作業を行なえるよう配慮しています。

  • ユーザー用記憶エリア
  • マシン上でのCAMの動作やCAMデータの修正が可能なだけでなく、それら膨大な量のCAMデータを格納することができるユーザー用記憶エリアを確保。

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1.ディスプレイ
2.キーボード
3.操作パネル
4.メモリカードインタフェース
5.ポインティングデバイス

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操作盤内部


『プログラミング時間の短縮』

初心者から熟練した技術者まで、スキルを問わず効率良くプログラミングできるよう、従来からのマニュアルによるGコード編集方式や最新の対話式自動プログラミングなど、様々な機能をご用意しています。

  • アンドゥ・リドゥ機能

    パソコンの機能と同様に編集内容を元に戻す・復活する機能が付いています。

  • 定型ブロック登録・挿入機能

    携帯電話などのメールにある定型文挿入機能のように、工具交換ごとに挿入する内容などを定型ブロックとして登録・挿入することが可能です。

  • 編集箇所部分、色分け表示機能

    編集した文字やブロックが色を変えて表示されるため編集箇所が一目で分かります。編集後の最初の加工での安全チェックに役立ちます。

  • 3次元切削シミュレーション機能

    マニュアルで作成したGコードのプログラムや対話で作成したプログラムでも高速に描画することが可能です。(参照:図1)

  • 対話式CAM機能の充実

    数多くの加工メニューによって、島残し形状・入江形状キー加工といった複雑な加工においても、製品面と仕上げ面を考慮した最適なツールパスを容易に作成することができます。CPUの処理速度の向上により、従来比20%のパス生成時間短縮が可能。また、図面に基づき入力された対話データにて描画チェックを行ったり(ダイレクト描画)、直接運転することができます(ダイレクト運転)。

  • 高速固定サイクル

    1行のプログラムで高速切削の指示が行える固定サイクル。トロコイドサイクルや多機能工具による溝加工、斜面加工サイクル、荒加工ステップサイクルなど高速切削に最適なパスの生成が可能です。(参照:図2)

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図1:
3次元シミュレーション画面

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図2:トロコイドサイクル
閉じた溝や円弧溝、巾広溝加工も可能


『段取り時間の短縮』

工具の装着からワークの心出しまで、現場で繰り返し行われる段取り作業を自動化して時間短縮を図りました。

  1. 初心者でも簡単操作で工具長・ワーク心出しが可能(マシニングセンタ)

  2. デジタルテールストック採用による心押台設定時間の短縮(旋盤、複合加工機)

  3. プリセッタリピート機能によるチップ交換ごとの工具長測定の自動化(旋盤)


『3次元干渉チェック機能』

主軸、ワーク、チャック、工具、ホルダや刃物台など主要構造物の3次元データをMAPPS上で動作させ、
干渉が検出された場合には自動で運転を停止させます。特に複合加工機を安全かつ効率良く操作するためには
欠かすことのできない便利な機能です。

*本機能は、現在NTシリーズのみの対応となっています。


高効率生産をするためにはシステムソフトウェアによる支援が必要不可欠。MAPPS IIIの機能を活用すれば、
プログラム作成から加工までの時間を大幅に削減するだけでなく、人為的なミスを防ぐことが可能です。
森精機では熟練技術者と機械メーカーのノウハウをデータベース化し、高効率かつ操作性の良い機能の開発に
取り組んでいます。
これからも森精機は、皆様の生産効率向上にお役立ちするオペレーティングシステムを提案してまいります。

 

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