| ニュースレター| Vol. 9 No. 2 June 2004 |
生産性30 %向上を目指して。
新型高性能オペレーティングシステムMAPPS II、誕生。 |
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生産現場の変容に応じて、機械を制御するオペレーティングシステムにも時代に応じた進化が求められています。多品種少量生産に応じた段取り性、加工プログラム増大・大容量化、生産現場のネットワーク化…。このような課題を解決する新時代のオペレーティングシステムが、このたび誕生しました。
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| 森精機は、1968年にNC搭載の旋盤を発表して以来、制御技術の高度化を推進し続けてきました。約30年後の1999年には自社独自の統一操作盤MAPPSを開発。使いやすいキーボード配列や対話形プログラミングが好評を博し、今では15,000台以上がフィールドで使われています。
そして2004年、第三世代の高性能オペレーティングシステムとして生まれたのがMAPPS IIです。目指したのは、「生産性30 %の向上」。そのためにプログラム時間と段取り時間の短縮、信頼性と操作性の向上、そして保守性やネットワーク対応など、あらゆる視点から最新の制御技術を投入しました。開発は制御技術研究所が行い、伊賀・千葉事業所の加工技術者とともに綿密な打ち合わせを重ねながら進めました。これまでいただいた膨大なお客様からのご意見もフィードバックし、アプリケーションシステムやキーボード、機械パネルにいたるまでベンチマーキングを繰り返しながら、初代MAPPSから飛躍的なグレードアップを図っています。そしてMAPPS IIがこれまでと違うのは、旧日立精機のSEICOS機能を取り込んだ点です。MAPPSとSEICOSの優れた点を融合することで、さらに汎用性を増し、使いやすい操作盤となりました。以下に、MAPPS IIの特徴を紹介していきます。 |
15型のマシニングセンタ用操作盤。 |
| 1.「ハードウェアスペックの向上」 従来のMAPPSに比べて、CPU性能が3倍・メインメモリ容量が8倍と大幅に処理能力がアップしました。これにより画面の切り替え速度は従来比2倍以上を実現し、対話でGコードを生成する時間は約1/3に高速化されました。またデータサーバ機能に代わる装備として、標準で50 MB、オプションで500 MBのユーザー用記憶エリアを確保。プログラムを格納できるほか、ここから高速のDNC運転を実行でき、金型加工に威力を発揮します。 2.「信頼性の向上」 |
3.「操作性の向上」 ポインティングデバイスと3-D切削シミュレーション画面。 |
| 4.「プログラム作成時間の短縮」 プログラミング工程においては、本格CAM並みのツールパスを簡単に作成できるようになりました。マシニングセンタ用機能である入江加工、CNC旋盤との共通オプションである島残しやオープンポケットなど、各機能を強化しています。また複合化が求められるCNC旋盤においては、マシニングセンタと同等の対話形ミーリングメニューを標準装備しました。一方、SEICOSで好評だった高速固定サイクルもオプションで追加でき、複雑な高速切削の指示が一行のプログラムで可能になります。さらに多くのお客様から要望をいただいていた3-D切削シミュレーションも開発し、MAPPS IIから標準搭載しました。 |
島残し画面。 |
| 5.「段取り時間の短縮」 SEICOSで採用されていた省段取り機能であるWセッタと安心ガードをオプションで装備しました。手動で工具を移動させたり、ボタンを押すだけの作業で、初心者でも正確かつスピーディに段取りが完了できます。またデジタルテールストック搭載のCNC旋盤NLシリーズに対応すべく、心押台のアプローチ位置や退避位置、再チャッキングなどが画面上で簡単に設定できるようになりました。 |
工具長補正と工具径補正がすぐに行えるツールセッタ。
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6.「保守性の向上」 このようにMAPPS IIは、従来では成しえなかった高度で多彩な機能を操作盤に集約しました。そして初代MAPPSと同様に、全世界のお客様にお使いいただけるグローバルモデルとして13言語に対応した画面を用意しています。MAPPS II搭載機は、NV5000α1、NH5000を筆頭に2004年4月機から出荷を始めました。今後全ての森精機製品に搭載していく予定ですので、一日も早くMAPPS IIがお客様の生産性向上に寄与できることを願っています。 記載された製品名等は、各社の商標または登録商標です。 |
保守機能を加え、機械ダウンタイムを低減。 |
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