森精機の独自技術

高精度に加工したい。加工時間を縮めたい。効率的に生産したい。こうした想いは、切削加工に関わるお客様にとって永遠の課題です。そして高精度・高速・高効率という課題解決へのレベルも、限りなく高まっています。そんな日々進化するお客様の課題に対して飽くなき技術探求で応え続けたい、私たち森精機は、そう考えます。工作機械の長年の歴史を塗り替える森精機の独自技術を紹介します。

【重心駆動】
振動を最小にする技術
機械構造物が移動する際、駆動点と重心の距離に比例した回転振動が発生します。DCG®(重心駆動)は、構造物の駆動点と重心を一致させることにより振動を最小にし、面品位や精度、加工時間、工具寿命を最適化します。重心で駆動する機械は、世界で森精機製品のみです。

【重心駆動】
進化したDCG®(重心駆動)
構造物の駆動点と重心を一致させ、重心を駆動するDCG®(重心駆動)。 DCG®IIIではコラム形状を一新し、
より重心に近い位置にボールねじを配置しています。 また、コラム形状の一新は同時に大幅な部品点数の削減と軽量化を達成し、消費電力量を低減して環境性能を高めています。

【ダイレクト・ドライブ方式モータ】
世界最速の旋回軸駆動方式
ギヤを経由せず駆動力をダイレクトに伝達するため高効率駆動を可能とし、バックラッシもありません。また磨耗部品がないため、メンテナンスフリーと長寿命化も実現しました。従来のウォームギヤ方式に比べ、伝達効率が大幅に向上したことにより、高速送りを可能にしました。森精機では、当モータを100%内製化することで、高い品質と信頼性を維持しています。

【ビルトインモータ・タレット】
刃物台のミーリング革命
従来の旋盤のミーリング機構は、モータからギヤやベルトなど多くの部品を介して力を伝達していたため、発熱や振動が広範囲にわたっていました。そこで森精機では、モータをタレット内部に組み込んだ業界初のビルトイン構造を採用しました。発熱や振動を最小限に抑制するとともに、伝達効率を向上することで加工精度と切削力を大幅に高めました。

【オクタゴナルラム】
送りを革新する正八角形
森精機では、ラムの構造を正八角形とした革新的な送り機構ORC®(オクタゴナルラム)を開発しました。従来の角ガイドの長所である制振性を維持しつつ、短所であった高速移動による摺動抵抗を克服し、熱対称特性により熱変位を最小限に抑制します。可動物の中心を一定に保つことで、高速移動での高精度加工が可能となりました。

【新型高性能オペレーティングシステム】
圧倒的な高性能と卓越した操作性を実現
プログラミング時間をさらに短縮するCAMソフトウェアESPRIT® をはじめ、より直感的な操作を実現する19インチ大型ディスプレイやPCキーボード、保守機能の強化などオペレーター本位に徹底的こだわったMAPPS IVは、世界中のお客様の加工プロセスを強力にサポートします。

【マグネスケール】
高速・高精度・高分解能のスケール
マグネスケールは、明暗の格子を読む光学式では不可能な、結露や油の中など、様々な環境下で使用できる、工作機械に適した磁気式の位置制御用スケールです。またマグネスケールは、機械の構造体である鋳鉄と同じ線膨張係数を有するスケールです。その為、温度変化が起きる環境下においても機械と同じ温度特性で伸縮し、安定した高精度な加工を行う事が可能となります。

【3次元高速機内計測システム】
工作機械と計測システムの融合
S-Quad(Smart Scan Sensing System)は、工作機械と非接触レーザ変位センサを融合させた計測システムです。プロービングでは困難な自由形状や小さな曲率の曲面部を高速スキャンし、3次元表示やCADデータと比較することができます。また、計測した素材形状から最適加工パスを瞬時に生成し、エアカットの削減に貢献するインプロセス計測が行えます。加工と計測のコラボレーションにより機械のインテリジェント化や3次元測定機では困難な大物ワークの計測が可能となります。
* 本製品は受注ごとの個別対応となります。導入前に計測テストなどの事前検討とお客様ご要望のお打合せが必要となります。